[00:00.00] 作曲 : ピクセルビー [00:00.336] 作词 : 少女病 [00:01.10]「真実の解放」 [00:07.10]作曲∶ピクセルビー [00:14.10] [00:16.10]「待ち望んでいた解放の時。 [00:18.62]久々にみる仲間達の顔は、少しやつれているようで。 [00:23.82]けれど、変わらずそこにあった――――今も」 [00:30.54]「ねぇ、嬉しいのに不自然にしか笑顔を作れないんだ」 [00:38.18]魔女に矯正された 紛いモノの表情 [00:45.53]ah...魔女の毒は 歓喜の波も抑制するほど深く [00:53.48]痛ましい爪痕は消えないかもしれないけど [01:00.74]恐る恐る控えめながら 喜びを分かち合う子供達は [01:10.09]鎖を外し 手を取り合い生を確かめるように [01:16.49] [01:18.22]碧に染まるセカイで 産声をあげるは [01:26.97]狩り尽くされて失くしていた新たなる絆 [01:33.34]血よりも色濃い絆が いつか生まれていた [01:42.10]強く結ばれた仲間 これからを紡ぐ幻想―――― [01:51.92] [01:54.68]「羨ましいな、彼らが……」 [01:58.38]「ルクセインは、自分の役目は終わったとばかりにその場を離れ、 [02:03.20]繋がれている黒狼達を解き放った。 [02:05.98]そしてそのまま一言の別れさえ告げずに、 [02:08.80]単身で古城を後にする。 [02:11.34]白夜の果てへの旅。大切な首飾りを強く握りなおして……」 [02:17.14]「ねぇ、二人だけで逃げ出したのに僕らを責めはしないの?」 [02:24.97]徴かな後ろ暗さ その想いを吐露した [02:32.43]「ルーク、例えキミがそのままどこか遠くへ逃げたとしても [02:39.91]多分誰一人としてその行為を咎めやしない」 [02:47.98]「そうさ。ここで辛苦共にした家族みたいなものだ。 [02:54.60]だから今は自由より、また生きて逢えたことがただ嬉しいんだ」 [03:03.16]ah...残響瞬く 夜が明けようと今 [03:11.97]白霧はただ霧散した 遠鐘鳴り響いて [03:18.35]空ろな光は彼等を 導くようにただ [03:27.10]碧に染まったセカイを 凛と照らし始めていた [03:36.71]「喜びに抱き合う仲間達。 [03:39.37]けれど、彼らの表情が次第に心配げに曇っていって……」 [03:44.77]「ルークと私の顔色が悪い?ううん、きっと疲れてるだけ」 [03:50.67]「体が冷たいって?そんなことはない……よな?」 [03:56.47]「……ッ!」 「面白い見世物だったわ」 [04:00.20]囁いたのは、確かに死に絶えていた暴虐の魔女―――― [04:11.92]「悠然と立つ魔女によって語られる真実。 [04:15.69]ルークとミリアは、遊戯に耐えきれずに [04:18.93]とっくの昔に命を落としている存在であるということ」 [04:23.22]「私の力で動いているだけ。 [04:25.91]イレモノが綺麗だったから再利用してみたの」 [04:30.37]「そんな……」 [04:32.19]「いや……いやっ……いやぁぁぁぁぁぁっ!」 [04:34.91]死の残響 魂なき亡霊のような [04:43.38]ルークとミリアは仲間とフランチェスカヘと向け [04:49.70]救いを請うような視線を刹那残して ah... [04:58.54]それがあるべき姿であったかのように [05:04.89]その動きを止めた [05:07.38]もう二度とは動かぬ二人の残骸 ah... [05:16.54]どんなに強く揺すれど 瞳に光は戻らない [05:23.08]"愉悦"を"歓喜"を隠さず 深紅の魔女は哂う [05:31.93]夜を抜けることのない [05:35.82]哀れなるそのレギオンを―――― [05:40.73]「可愛いお人形さん。ぜーんぶ思い通りに動いてくれちゃって。 [05:45.05]城から逃げ出させたのも、 [05:47.40]いずれは取り残されたお友達を助けに [05:50.21]戻るようにと思考を巡らせたのも、みーんな私の掌の上。 [05:55.00]思っていた以上に楽しめたわ」 [05:58.16] [05:59.85]「それは、少年達の絶望する表情を見たいがための新しい遊戯。 [06:06.00]ルークとミリアは、まるで電源が切れてしまったかのように動きを止め、 [06:11.91]もう二度と動くことはなかった……」 [06:15.90]「残された少年達はこれ以上ないであろう絶望に突き落とされる。 [06:21.16]そんな中で、フランチェスカは狂ったように兄の姿を探し続けていて……。 [06:26.22]魔女はそれに気づき、何気ない風に告げる」 [06:31.25]「あんたの探してる大好きなお兄ちゃんも、 [06:34.07]もうとっくに死んでここにはいないよ――――」 [06:36.76] [06:39.76] [06:42.76]【 おわり 】