胡桃の木の下で ワイングラスが壁に投げつけられたとき 七段の階段を降りてくる髭の魚と出会った 王冠は大地と水と火とそして風に見送られて 七本のトランペットが迷信と封印を吹き飛ばしていく 河と河の間に芽生えてた花は洪水に流されて その果実は生き返る魚の餌にされてく おぞましい楽園を夢に見てる おまえをセフィロトの樹に吊るそう 岩の門を開いたって 嵐の目と心臓なんて見つかりゃしない 七年の飢饉の果てに おまえ等は一体何を拝んでいたんだ 移り気なイシュタールの牛の翼を もぎとれるくらいなもんだろ 七つの壁に囲まれた永遠のランプを ただ眺めているだけ 二十二本の茎に刻んだ符号は嵐に運ばれて 女王の首飾りを盗んだ煉瓦造りは殺される 愛と慈悲に満ちた地獄で おまえをセフィロトの樹に吊そう エリクシールを燕尾服のポケットに 忍び込ませた伯爵は ダイアモンドの目を光らせ 鏡の奥で「創造の書」を読み耽る すべてを知り尽くしてしまうのは あまりにも危険すぎるけど 未来は破壊を待って 生命は運命に裁かれて行くんだろう 胡桃の木の下の宴会は終わって 文明は何もかも崩れていく 苦痛は短くて 歓喜は永遠なのかい 逞しい現実から背を向けてる おまえをセフィロトの樹に吊そう 十三人目の犠牲を蔑んでる おまえをセフィロトの樹に吊そう 腹を肥やしてる