[ti:妖々「全て桜の下に」] [ar:Φ串Φ] [al:奉] [00:01.05]遠い昔、問うたことがある [00:06.36]“桜の下に何が [00:11.85]それに返る、答えは終ぞなく [00:17.31]“おそろしいもの”とだけ。、“ [00:22.46] [00:22.82]桜が咲くことがあるならば [00:28.27]それが目覚めるならば [00:33.24] [00:33.72]おそろしいものが何であるか [00:39.11]知ることが叶うのか [00:44.73] [00:44.89]妖々「全て桜の下に」 [00:47.49] [00:50.26]アルバム: [00:53.00]サークル: [00:55.71] [00:58.47]原曲:アルティメットトゥルース/ボーダーオブライフ [01:01.19] [01:08.90]不甲斐無さと、焦燥と。己の未熟を苛んで [01:14.43]傷つく体を抱えて、走る [01:19.58] [01:19.80]ただ只管に、主の下へ。何が出来るでもないのに [01:25.39]胸騒ぎの静まらぬままに [01:30.47] [01:31.17]桜の下に。眠る何かに [01:36.63]主は何を思うのだろう [01:41.43] [01:42.07]あれの下には。恐ろしい何かが [01:47.57]眠っていると聞いたのに [01:52.97] [01:54.77]かつて教わった、旧い記憶が。桜に重ね見せた幻は [02:06.03]翅を広げた二匹の蝶となる [02:12.06]何よりも幽雅に [02:17.24] [02:17.51]只、立ち尽くすのみ [02:20.28] [02:20.29]この光景はきっと [02:23.01] [02:23.02]生きては見えず。死しても見(み)れず [02:31.60] [02:38.92]放たれる光の彩 [02:41.65]広がる。集まる。四散する [02:44.46]苛烈に舞い続ける紅白の蝶 [02:49.67] [02:49.87]追いすがっては、爆ぜる光に [02:52.54]ひらりひらりと遊ぶように [02:55.35]優雅に舞うは桜色の蝶 [03:00.82] [03:01.16]桜の下に。眠る何かが [03:06.61]夢みる光景を重ね見る [03:11.71] [03:12.07]生きるも死ぬも [03:14.49]その境目までもがここでは酷く曖昧で [03:22.44] [03:43.80]二匹、舞い戻る。桜の下へ [03:49.63]最後のときとばかり相向かう [03:54.73] [03:55.10]咲かぬ桜を、今、咲かさんとして [04:01.18]再び舞い上がる [04:06.30] [04:06.62]芽吹く花 [04:08.65]吹雪く花片 [04:11.40]何か見てはいけないものをみて [04:16.52] [04:16.86]どの桜より [04:19.60]それは、美しくて。そして、怖ろしくて [04:27.51] [04:27.78]桜の下、眠る貴女が [04:33.21]“誰”なのか今—それがおぼろげに [04:39.00] [04:39.01]おそろしいものは、きっと、はじめから。私(わたし)の傍(そば)にいた [04:49.65] [04:50.23]只、立ち尽くすのみ [04:52.59] [04:53.00]この光景はきっと [04:55.71] [04:55.72]生きては見えず。死しても見れず [05:03.21]