飾らずに 君のすべてと 混ざり合えそうさ 今さらね 恋人と 呼べる時間を 星砂ひとつに閉じこめた 言葉じゃなく リズムは続く 二人がまだ 出会う前からの くり返す波の声 冷たい陽とさまよう ふるえる肩を抱いて どこにも戻らない 「きっとまだ 終わらないよ」と 魚になれない魚とか 幾つもの 作り話で 心の一部をうるおして この海は 僕らの海さ 隠された 世界とつなぐ 鉛色に輝く この海は… 隠された… 言葉じゃなく… 二人がまだ 出会う前からの コンクリートにしみ込む 冷たい陽とさまよう ふるえる肩を抱いて どこにも戻らない