[ti:光と闇の童話] [ar:] [al:イドへ至る森へ至るイド] [id: wzwawcsi] [00:00.00] 作曲 : Revo [00:00.103] 作词 : Revo [00:00.310]編曲:Revo [00:01.12]——そして歴史だけが殘った……。(Und nur die Risse ist uebriggeblieben...) [00:05.00] [00:05.55]「待てよ」 [00:06.64]「遅いよ!兄さん!」 [00:08.14]「ねーねーおにぃーちゃー…」 [00:09.12]「痛…うぇぇぇん」 [00:11.20]「あぁ、ごめんよ~、痛かったなー」 [00:13.05]「おい!井戸の中に何か落ちてる!」 [00:16.03]「お前なぁ~」 [00:17.32]「うわっ」 [00:20.18] [00:22.90]【光と闇の童話】(Das Maerchen des Lichtes und Dunkles) [00:27.65] [00:32.83]「そこ…足元に気をつけて」 [00:35.43]「うん」 [00:36.68]「大丈夫?怖くないかい?」 [00:38.95]「えぇ、それより私今とてもドキドキしているわ。だって森が、世界がこんなに広いんですもの!」 [00:47.27]「じゃあ、今日はとっておきの場所を教えてあげるね。行こう!」 [00:51.20]「うん!」 [00:55.60] [00:56.55](Drei Zwei Eins)3 2 1 [00:59.13] [01:00.00]見上げれば丸い夜空 揺らめく蒼い月夜 [01:09.31]神の名を呪いながら 奈落の底で唄う…… [01:17.80] [01:18.98]光と闇の童話 [01:21.21] [01:23.68] [01:25.84] [01:27.95] [01:28.45]盲いた闇で彼が 光だと思っていたのは 誤りで [01:38.18]その溫もりの名は 愛だと 後に知った [01:44.62] [01:47.06]初めての友達は 碧い瞳の可愛い女の子(Maedchen) お別れさ [01:56.75]その切なさの名が 戀だと 遂に知らず [02:03.26] [02:07.91]花に水を遣るように 儘 罪には罰が要る嗚呼 [02:17.35]やがて《迎宵》(Guten Abend) 疾しる《第七の物語》(Sieben Maerchen) [02:22.22]摂理(かみ)に背を向けて—— [02:24.25] [02:24.50]3 2 1(Drei Zwei Eins) [02:28.00] [02:28.88]見下ろせば昏い大地 揺らめく紅い焔尾(ほのお) [02:37.90]母の瞳に抱かれながら 奈落の底へ墮ちる…… [02:47.42] [02:57.46]「寂れた村…まるで墓場だ…うふふ…」 [03:01.75]「Elise…童話は何刻だって、墓場から始まるものさ…」 [03:05.85] [03:06.20]<何故 コノ村ニハ 今 誰モイナイノ?) (——其れは 昔 皆 死んじゃったからさ> [03:15.16]<ジャ…何故 昔 村人 皆 死ンジャッタノ?) (——其れは 黒き 死の 病 のせいさ> [03:24.48]<ジャ…何故 ソノ森ノ 村に 母子ハイタノ?) (——其れは 或の【イド】が 呼んだからさ> [03:33.84]<ジャ…何故 【イド】ハ 何ノ為ニ 人ヲ呼ブノ?) (——其れこそが 奴の本能だからさ> [03:42.03] [03:43.45]嗚呼 必死に 墓穴 掘っても 墓穴 キリがない 墓穴 [03:48.45]「悲慘な時代さ」 [03:52.72]嗚呼 土地 死骸 土地 死骸 土地 死骸 多層菓子(Mille Feuille) [03:57.90]「無慘な事態さ」 [04:01.52] [04:01.95]生命の目的は ↗ 《生キル事》 ↘ 《増エル事》 [04:06.70]\殺せ/\侵せ/【イド】は唄う/ [04:13.70] [04:14.28]「増えすぎかも。結局宿主を殺してしまうのよね、うふふ…」 [04:18.61]「人と大地の関係と同じさ。さぁ、物語を続けようか…」 [04:23.12] [04:24.49]【仄昏く宵闇の[森]】(Der Wald, Der abend grau) [04:26.00] [04:26.38]「おいハンス!本當にこっちでいいのか?」 [04:26.80]「さあな。俺だって知るかよ」 [04:29.70]「ったくよー、気味の悪い森だぜ」 [04:33.00]「トゥー!あのガキ、噂のThueringenの魔女のガキじゃねぇか」 [04:38.25]「ひょー、こいつぁついてるぜ!!」 [04:41.05]「な!」 [04:41.60] [04:42.00]夜露に濡れた 苔藻を踏み鳴らす 少年の [04:51.28]その足取は 哀しい程に軽く 少年を腳步 [04:57.30] [04:57.58]「もし坊ちゃん?」 [04:59.40]「あっ」 [05:00.50]呼び止めた聲は 下卑た響きで されど彼はまだ知らない 」 [05:02.50]「我は賢女殿に用事があってやって來たのですが?」 [05:05.40]「坊ちゃんにご一緒させてもらってもよろしいでしょうか [05:09.08]嗚呼 世界の作為など 世間の悪意など 何ひとつ觸れぬまま育ったから [05:13.25]「もちろんかまいませんが。それでは僕が母のもとへご案內いたしましょう」 [05:18.15] [05:18.40]友達を抱いたまま → 招かざる客を連れ → 優しい母の元へと → そして… [05:27.18] [05:27.80]「母さん、ただいま戻りました」 [05:28.00] [05:28.30]見渡せば—— [05:29.55] [05:29.95]「おかえりなさ…!?その男は何も…」 [05:30.70]「坊ちゃん、御苦労…さんっ!!」 [05:31.18]「うわぁああああ!」 [05:34.40]「メル─!」「Maerz!」 [05:38.82]「フッヒヒ ほれお友達だ、ぞっと!」 [05:44.84]「Therese von Ludowing 墮ちても方伯(Landgraf)の血です! [05:50.05]その醜い頭、二度と胴體の上に君臨出來ぬ物と思え [05:54.90]「マジかよ [05:57.70] [06:06.30]「待て待て待て待て [06:09.78]「喚くな [06:11.19]「安心なさい——あっ [06:15.36]「手間掛けさせんじゃねぇよ [06:18.98] [06:19.85]鳥に羽が有るように 儘 夜には唄が在る [06:29.24]いずれ《迎暁》(Guten Morgen) 染まる《薔薇の [06:33.82]摂理(かみ)を背に受けて [06:35.75] [06:36.00](Drei Zwei Eins)3 2 1 [06:39.40] [06:40.25]「キミが今笑っている、眩いその時代に [06:49.52]誰も恨まず、死せることを憾まず、必ず其處で逢おう [06:58.05] [06:58.90]~「光と闇の [07:03.86] [07:27.63]「第七の墓場 さぁ復讐劇の始まりだ…」 [07:31.70] [07:33.54]終わり