冷たい雨が時を呼び 微かに温もり枯れていく 悲しみ曇った硝子に 旅立つ鐘が聞こえた 嗚呼 最期のさよなら あまりに悲愴で 抱き起こすたび ふっと奇跡起こるように そっと瞳閉ざした 涙出るたび ほら笑顔を見せてと 一人自惚れたまま  冷たい風が時を呼び 二人の形が色褪せる 微笑みかけるあの写真 ほどなく滲んで見えた 嗚呼 君への居場所が 余りに遠くて 朝が来るたび ふっと隣にいるようで 今日も腕を伸ばした 幻でいい ちょっと温もりを分けて せめて夢の中でも いくつもの回り道を歩いてきただろう? そう 僕らちっとも変わることなく 同じ場所にいるよ 君が泣くたび ぎゅっと抱き寄せられるように 僕は傘を閉ざした 晴れ間さす道 その温もり求めて 少し歩きだそうか 時が経つたび きっとまた出会えるように 強く願いを込めた 君への想い ほら今生まれ変わり そっと動き始めた