[00:14.251]囁く針に繋がれて蔦う茎 [00:25.481]嘯き灯す 唇に [00:30.494]底逝く者の気配がする [00:36.737]生かされている事さえ忘れてしまうような [00:47.481]どうして 彼女を救えないの? [00:57.726]形なんかあっても中身が無ければ 動かないのに [01:07.740]甘い犠牲を孕む蜜蝋の部屋で糸で縫いつけるように 瞼を閉じて [01:17.735]僕の頭に 棘刺せるしり 知らなし振りをする [01:30.730]黙に光り満ちては割く蕾 [01:40.980]呪文を綴る 左手は闇後る者の意識がある [01:50.750]抉り出す事さえ 躊躇っているような [02:00.480]どうして 僕は救えないの? [02:10.482]中身なんかあっても形が無ければ 動けないのに [02:20.234]甘く擒は笑う密約の部屋で 裁ち切るように 眸を開き [02:29.738]僕の面を 剥ぎ葬るしり 挨拶の礼をする [02:56.483]『還ると謂う事はとても残酷だよ、先生』 [03:00.227]そうだね 僕は 知っている [03:10.990]僕が還れば彼女が再生 すると謂う事を [03:21.739]はしる『おねがい』ととけて 『かおがみえ ない』 [03:27.485]引き裂くように 鋏で刻む [03:33.481]僕の体に 葦伝う死と 小さく指切りをする