君を枯らさないように 確かめながら呟いた ずっとそばにいるよ つかい古した言葉が胸を突く 「ありがとう」 「ごめんね」 繰り返すたび すれちがう ねぇ、もう! 世界がまばたきをした その瞬間に風が春を帯びて きっと全部 君と僕のふたりだけのストーリー 照らすための光なんだ 夜に沿って 「どこへゆくのかな」 「どこか遠い場所へ」 「花は咲いてるかな」 「さぁね、見においでよ」 そんな会話がいつの間に僕らを引き寄せた 何にも見えなくたって 今日から明日へと変わるたび スキマ合わせに 咲く恋 未来を書き換えられた 1秒先の君が隣にいて きっといつか 薄紅色に輝く月と沈んだ 夢の続き きかせて 世界がまばたきをした その瞬間に空が夜に落ちて きっと全部 君と僕のふたりだけのストーリー 描くための設定集なんだ 手と手 触れ合いそうな 1ミリ先の君が頬を染めて きっとずっと こんな距離のままでいられたら それで繋がっていけるよ 寄り添って 誰かきこえるなら 張り裂けそうな想いを歌にして とどけて