虹 森山直太朗 広がる空に 僕は今 思い馳せ 肌の温もりと汚れたスニーカー ただ雲は流れ 煌めく日々に 君はまた指を立て 波のさざめきとうらぶれた言葉 遠い空を探した 喜びと悲しみの間に 束の間という時があり 色のない世界 不確かな物を 壊れないように 隠し持ってる 僕らの出会いを 誰かが別れと呼んだ 雨上がりの坂道 僕らの別れを 誰かが出会いと呼んだ 時は過ぎいつか 知らない街で 君のことを思っている 風になった日々の空白を 空々しい歌に乗せて 未来を目指した旅人は笑う アスファルトに芽吹く ヒナゲシのように 僕らの喜びを 誰かが悲しみと呼んだ 風に揺れるブランコ 僕らの悲しみを 誰かが喜びと呼んだ 明日へと続く不安気な空に 色鲜やかな虹が架かっている 僕らの出会いを 谁かが別れと呼んでも 徒に時は流れていった 君と僕に光を残して