あきれるくらいに 夢ばかり見ていた あの頃のぼくをね 今 大事に思う 桜の季節は これからの未来を乞い やるせない想いを 手紙に打ち明けた 知らない自分になるような気がしていたのは 夏の高い雲の下で そんな日々だった 明日の姿は 分からず生きていた あの時のぼくはね ただ正直だったよ 変わりゆく秋には 心移りを重ね 永遠などないほうがいいと思ってた 密かな冬には 何ひとつまとわずに 雪の中でふたり寄り添う そんな恋だった 会いたい季節を 同じ場所で失う 動けない想いが 映画みたいに写る きっとまた ぼくは壁にぶつかるだろう その時にストーリーが分かる そんな日々なんだ