月ハ照ラセド、少女知ラズ 例えば私がここで首を切って死んだとしても、誰も気付かないでしょう? だから私は独りでいたいの ふいにあなたの声を奪いたくて 泣いてみせたり 「奇遇でしょ? 私もあなたが嫌いだから」 泣きましょう 君のため。 ──私、依存してるの? やめましょう 生きる事。 どうせまた同じ明日が来る 切り刻むような痛み 午前二時の目覚めも同じ 繰り返す退屈も手首を伝う赤い跡も同じ そして私を残して世界はそう、廻り続ける この部屋も、この街も、全てを巻き込んで 私だけ、私さえいなければ良かったの? それだけが知りたくって またあなたに依存してる 聞きたいよ 君の声。 ──私、醜いのです。 生きましょう 死ぬために。 そしてまた同じ明日が来る