鉛を溶かした 月に馳せる思い 漂う夏香に 笹の葉が揺れる 一夜に綴った 行く宛ての無い 手紙を今日も 捨てられずに さよならの代わりに 口ずさむ和歌は 銀の川にそっと浮かべて 終わりにしよう あなたに届く前に 心を託して 飛び込めないまま 時の砂落に 夢は色褪せて さよならの代わりに 口ずさむ和歌は 銀の川にそっと浮かべて 終わりにしよう あなたに届く前に さよならの代わりに 口ずさむ和歌は 銀の川にそっと浮かべて 終わりにしよう あなたに届く前に あなたに届く前に