待ち合わせはいつものライオンの前 次々揃う懐かしい顔ぶれ 積もる話をそれぞれが持ち寄って 最初はみんな少し照れくさそうに それでもほんの数分で元通り 二十数年の時空をひと泳ぎ 職場に浸って定着した標準語 ここでは何だってあの頃のまま お互いの卒業アルバムに書いた通りの大人になれてるかい? あぁ全部忘れていいじゃない 今日くらい思い出の中をクロール 人生でいうとほんのワンストローク だけどそこで見つけたものは数多く そうだよ青春は生きてる内に語りきれない ホレてたハレてただのまだ言うの? 僕たちの時計はストップしたまま 終わらない夜は続く 朝日もまだきっと遠慮している あえて言葉にはしない みんなで笑えばそれこそが僕らのエール 思い出の中をクロール