[00:10.09]気付いたらもう嵐の中で [00:13.85]帰り道がわからなくなっていた [00:19.54]記憶の匂いばかり詰めた [00:23.53]空っぽの鞄をぎゅっと抱えて [00:38.92]時を奪う雨と風の中で [00:42.71]見えなくなって聞こえなくなってしまった [00:48.30]体だけが自動で働いて [00:52.36]泣きそうな胸を必死で庇って [00:57.29]止まったら消えてしまいそうだから [01:01.59]痛みとあわせて心も隠して [01:06.31]振り返ったら吸い込まれそうだから [01:11.15]今を繰り返す 臆病な爪と牙 [01:16.84]ここにいるためだけに [01:20.69]命の全部が叫んでいる [01:26.44]涙で出来た思いが [01:29.94]この呼吸を繋ぐ力になる [01:36.82]いくつもなくなったあとに [01:41.42]強く残った ひとつ残った [01:50.76]その声は流れ星のように [01:54.77]次々に耳に飛び込んでは光って [02:00.19]魚のように集まりだして [02:04.34]冷たかった胸に陽だまりが出来た [02:10.04]オーロラが広がっているって知った [02:13.83]ふと足もとの虫と目が合って笑った [02:19.42]自分のじゃない足音と会った [02:23.63]全てその声が見せてくれた [02:28.39]普通の触れ方を知らないから [02:32.60]戸惑っていたら触れてくれた手に [02:37.98]どれだけ夜をくぐり抜けても [02:42.16]ずっと冷めないままの熱が 脈を打つ [02:47.79]君がいるそれだけで [02:51.66]命の全部が輝く [02:57.73]凍りついた心に [03:01.11]その鼓動が響き火を灯す [03:07.81]わからないままでも側に [03:12.49]君の側に 一番近くに [03:17.24]空っぽの鞄は空っぽで [03:21.99]愛しい重さを増やしていく [03:26.42]重くなる度怖くなった [03:31.16]潰さないように抱きしめた [03:54.88]掴むよ 掴んでくれた手を [03:58.99]闇を切り裂け 臆病な爪と牙 [04:04.86]ここにいるためだけに [04:08.57]命の全部が叫んでいる [04:14.24]ちゃんと守れるように [04:17.92]作られた体で生まれたよ [04:23.95]涙超えた言葉が [04:27.50]その鼓動から届き勇気になる [04:33.42]君がいるそれだけで [04:37.33]ああ まだ温かい [04:43.89]いくつもなくなったあとに [04:48.55]強く残った ひとつ残った [04:53.39]離れない いつでも側に [04:57.98]僕の中に 一番近くに