燃え盛る炎に逆巻く情動 赤く黒く弾け私を誘う 這い蹲る様に明日を願えど あの空舞う鳥にはもう戻れないと 降り注ぐ西の光世界を赤く染め上げ 流れた血潮隠して安らかな眠りへと 私は丘に登って今日も白い花を摘む 毎日増えていく墓標消えてく笑い声 瞳を閉じ手をあわせ 「どうかご加護を」と、乞うが 正義を正義で穢す愚かな神などいない 燃え盛る炎に浮かぶ影は誰? 赤く黒く光る虚ろな眼光 這い蹲る様に明日を願えど あの空舞う鳥はもう撃ち落された 涙を零す前にやるべきことが残ってる 自分勝手だと君は怒るかもしれないけど もし君が死に愛されあの黒い火に焼かれて 私を置いて逝くならそれが何よりも怖い 神の御名の下に十字を背負って 振り向くことはないただ一つの道 鎧を纏って剣を翳して この身が朽ちようと守るものがある 燃え盛る炎に手招くは私 赤く黒く揺れて私を迎える 鎧を纏って剣を翳して この身果てる時も君を守るから ああ 忘れないで遠いあの夏の終わり ああ 二人寝転び見上げた空の青さ ああ きっといつかもう一度会えた時は ああ 全て悪い夢だったと笑い合おう…