笑わない夢は 白む霧のよう 誰の手が見える 言葉も交わせず ただ過ぎ行き一人かな 会うたび近づく やさしいその手に 安らげる想いよ あたたかくて青い世界は 眩しすぎるほどだけど いつか心離れぬように 空を見上げるから 水影に 夏の匂いだけ その日を追ってる 焦がれた记忆と ただもう一度逢えるなら 伝えたい声を この魂とかえても 貴方の傍にまで あたたかくて幻のように 夏は過ぎてゆくけれど 夢に泳ぐこの時間だけは ずっと胸に光る 暗い闇に悲しみ迷い 沈み伏せていたけれど 忘れられぬあの日のように 声が聞けたのなら 走る鼓動翼のように 貴方の為羽ばたいて 夜は誰も知られぬままに 雨が全て閉じる あたたかくて幻のように 夏は過ぎてゆくけれど 夢に泳ぐこの時間だけは ずっと胸に光る