何処までも晴れ渡っていた青い地平線も今は 溶け出す夕暮れの切なさに混ざって闇へと手を伸ばす 1つの国家が生まれてやがて滅びていくように 空は形を変え忘却を続けて繰り返す命 あなたの嘆きや苦しみ少しも知ろうとせず皆 求め、称え、羨んで、そして蔑みへ変わる 語られぬコトバの花を 花束にして海へ捧げる どんなに時がたっても私 ここで待っていますから 傷ついた羽で飛ぶ鳥 飛び立てぬ私は一人 伝えたい何かを書いては破り捨てため息を零す いつか誰もあなたを忘れ、勝手なあらすじで綴じる だけどあなたは確かにまだそこで戦ってる 届かない想いの種を 見晴らしの良いここに蒔きます どんなに季節が過ぎ去っても ずっと待っていますから 語られぬコトバの花を 花束にして海へ捧げる どんなに時がたっても私 ここで待っていますから 体が朽ちて骨となり 風化して形を失っても 花に覆われたのこ岬で ずっと待っていますから ここで待っていますから