夕立に煙る花想いは胸にせき上げて 千の夢路をただ一人 薄紅の己を奉げよう 廻る季節に迷える夜も見失わずに 消えるよう 以津花君と逢う時迄 咲き続けるよ きっと 赤く紅く彩る様に紅ノ色は繊(そひ)か 冴え透る風のなか遠くに誰か詠う声 夕化粧に涙の跡君は 優しく抱いてくれた 声を上げて泣く僕の為に忘れないよと 永遠に 咲き乱れた夢の欠片 届くことはないけど はりさけた心の色は赤く染めあげた紅玉 儚げに零れ落ちた夢が愛しくて 閉じてゆく螺旋の路追いかけてゆく 幾千の夏に生きても いつまでも忘れない 再び逢えたその時はきっと君に伝えよう 以津花君と逢う時迄 咲き続けるよ きっと 赤く紅く彩る様に紅ノ色は繊(そひ)か