「彼女は紅月の夢を見る」 vo : りこ。 arranged : 久遠 lyric : 夜水 久遠 一人きりの四角い窓外には 今も雨が止まない 少しだけの開いた隙間の向こうは だれか消えるまで音がなく 夢で逢えたいいのにね少女に戻る私 数え切れないあの星のように 落ちてく薔薇にくちづけを 紅い月は遠く遠く影拾う わたしを隠してもう見られぬよう 閉じた空に消えてゆくわあなただけの 最初で最後の夜を奏でるの 小夜奈良は痛むほど切ないけれど あの日の約束忘れてください 思い出は少しだけ心に隠して 涙は見せずにまた会う日まで のびた髪に触れて気付いたここには 今も一人のままで カゴの中の鳥が呟く言葉は 広いこの部屋に残されて 甘く切ない思い出も止まった時のままで 忘れてゆくのもう一度だけ 消えてく薔薇にくちづけを 紅い月が遠く遠く見つかるなら わたしの乾いた隙間を満たして 一滴の愛に応えあなただけの 最初で最後の夜を咲かせるの 胸に抱くひとひらの花びらのように 指先かすめて愛を滲ませた 思い出は少しだけ心に隠して 涙は見せずにまた会う日まで