作曲 : 久遠 作词 : 久遠 夏の風 夕涼み 風音に乗る蜩の声が 落ちてく線香花火 交わした契り 夜風に舞う蛍火 まるで水面の桜 若かりし 僕は光を 心に焼き付けた 遥か見果てるあの思いは 時の音に色褪せぬ 巡る季節に迷おうとも そこにあるは 久遠の風 さらさらと風鈴は 四季の運びを奏で伝える 艶やかな夕焼けも 浴衣染めてく 宵霞の帰り道 寂しそうな仕草で 逃れぬ人の定めに 密かに囚われた 遠く響くあの日の歌声 永久の風に乗せて届け 過ぎた季節に戻れずとも 君の夏は 心にある 懐かしい子供の声 あれは胡蝶の夢だろうか? 遥か見果てるあの思いは 時の音に色褪せぬ 巡る季節に迷おうとも そこにあるは 久遠の風 遠く響くあの日の歌声 君にも聞こえるだろう? 巡る季節にもう迷はない そこにあるは 久遠の風