慟哭吸血鬼 パッとクールに決めようぜ 夜の暗闇に溶け込んで 温かい光に興味なんてない 「日陰者なんで」 静まり返る十字路に 過去の君の声がこだまする ゆらゆら揺れる 街の灯(ともしび)が 掠れた街頭を駆けて行く 君の居場所探して “町中を照らすお星様の様な” 「さよならバイバイ」 そんなさみしいこと言わないでよ いつか またいつか そう言ってくれたから 「ありがと、また明日」 僕は歌う sing for sing for パッとクールに決めようか 冷めた玩具箱に飛び込んで 僕らに感情なんてものはない 「そう思ってたけれど」 思春期みたいなもんかね? 過去の淡い姿よみがえる 例えようがない表情が 街に流れてゆく 汚れた記憶から逃げて行く 君の居場所探して 「化物バイバイ」 そんなことも言われてたかな ずっと そうずっと 一人ボッチだったから 「ありがと、また明日」 君は笑う sing for sing for あれからどれほどたったか 今でも聞いてくれるだろうか 夜が明ける 「さよならバイバイ」 そんなさみしいこと言わないでよ いつか またいつか そう言ってくれたから 「ありがと、さようなら」 僕は慟哭吸血鬼(どうこくバンパイア) 終わり