只々 いたくて 只々 かわらず 只々 ねがって 只々 なげいた 只々 いきてて 只々 いきれず 只々 ねむって 只々 ひとりで 其侭 いたくて 其侭 かわらず 其侭 ねがって 其侭 なげいた 其侭 いきてて 其侭 いきれず 其侭 あいして 其侭 こわした 作られた 昨日今日変わることなく過ぎてく日々は もう 縛られた 明日の輪廻の歴史綴じ 奪われた 支配さえもう手の届かない場所にきて あ 残された あなただけしかもういらないと 此儘 いたくて 此儘 かわらず 此儘 ねがって 此儘 なげいた 有空 かわらず 有空 いきてて 有空 ねがって 有空 こわそう 闇夜を灯す 深い祭の果て 愛しき乙女の 愛憎の回路 薄明かりの中 忍びこみ歩を進む少女にはね ほら 月のあかりが 優しく鮮血映す 記された 終わりの瞬間は最後の物語 かと 潰された 瞼が涙と光溶け 崩された 白い肌闇の中静かに照らしている あ 残された 視線がふとこちらを向いて