(どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう) (出逢えた奇跡は疑問を孕み ぼくらを優しく蝕んでいる) (さあ 行こうか) 理想なんてとうに歪んで いつしか此処は鳥籠だ 盲目なぼくらを嘲笑う きみをずっと待っていたんだ かくして舞台は幕を開けた 数多の幻想(ゆめ)さえ霞むほどの 現実(リアル)でぼくを魅せてくれ 継ぎ接ぎな造花の言葉を 捨ててしまえるほど強く 慣れない痛みを引き摺って 振り向かない背中を追った 伸ばした手は届かないのに 笑い合えるのはなんで? 気付いたんだ 失えやしないこと どうしようもなく非力なぼくは いつだってきみに生かされている 歩んだ過去を研いだナイフで 断末魔を響かせたいのに 優しい麻薬が見せる理想(ゆめ) 溜め息の雨 首筋の殺意 盲目はなのはどちらだった? 慣れない希望(あかり)が身を焼いて 振り払っても消せない ゴミ捨て場で立ち竦み さよならすら言えやしない 解ってたんだ 失えやしないこと どうしようもなくばかなあんたに いつだって救われていたのは 壊れ果てたこの世界で **(ぼく/おれ)の為に流れる涙が 狂おしいほどに 『 』(愛しいんだ) どうしようもなく愚かなぼくは いつだってきみに生かされる 解ってるよ 追いかけるだけじゃどこにも行けないから 帰り道なら踏み潰した 交わした約束 止まらない すべてを背負って進むんだ 壊れた鳥籠 いつかの未来図 愚かなぼくが創る世界で きみの手を取れたなら 振り向いたその瞳は 揺らいでくれるのだろうか (せめて、おまえだけでも、生きて伝えてくれ、) (事の次第を、何も知らぬ人たちにも、納得のいくように、) (ありのまま) undefined