同じ季節に 灼けた二人の肌 POOLの水に 満月が堕ちてゆく まなざしを 泳がせる夕闇に あどけない唇 誘う その刹那 きみがきみじゃない こんなKISSじゃない 心を襲う感傷 ゆびさきにまで 髪の芯まで 誰かを探している いつだって・・・ きっと似合うと 買ってあげた服は 遠い記憶の とても懐かしい彩色 少しずつ きみを変えてくもの 怖いほど あのひと想う さみしさだけ きみがきみじゃない それは愛じゃない 傷つくしかない気持ち 消せない夜が 見えない声が 追憶へ連れ戻す 僕はいまもひとり ためいきに 夜明けがくるまえに なにもかも幻想にしてしまえればいい 好きなバラード 蒼い雨音 あのひとと聴いたもの 古い時計も 選ぶ香りも あのひとがくれたもの 街の灯りは 時の流れを なにも知らないように 愛の所在を 夢の名残に いつも隠してしまう どうしても・・・ きみがきみじゃない こんなKISSじゃない 心を襲う感傷 ゆびさきにまで 髪の芯まで 誰かを探している きみがきみじゃない きみがきみじゃない あのひととは違う・・・