[01:15.489 まだ届かずに霞んだままの恋衣(ころも) 彷徨う [01:26.830 [01:31.360 [01:15.230 地平線揺蕩う紫は 無限に広がる満天の綺羅星の如し 一夜の花と知りながら焦がれた 得も言われぬほど美しき 挿す曙光に照る心模様 言の葉いらずな月見草 時折、無邪気な笑みは 私を安め癒す縁(よすが) 強く抱く恋心 例え仮初めだとしても 玉響の夢の中でうつつに微睡む [02:26.479 あえかな愛しき手弱女は 千切れ雲浮かぶ夜の静寂(しじま)に吹く風で 雅に踊る姿が顰に宿り 止まない恋物語 水面も凍る月夜の晩に 遠くを見つめてる愁眉 短日月に儚さを描く背には雪月花 頭上舞い散る花吹雪 落ちたひとひらの筏に 想いの全てを乗せて 今宵、一途の詠う これ以上、貴方を慕えば 儘(まま)ならぬ想いは辛く いっそ消えてしまえたら 散って輪廻(リンネ)に身を任せ また来世で愛します。  「終わり」