正午を少し過ぎた、暑い午後。 「カルピスが飲みたいな。」焦がれる僕を乗せて、 自転車はカラカラと走ってく。 夏が消えかけてる、止まってる噴水を回ったら。 ヒンヤリ気持ち良くて、ないはずの水滴を数えてた。 誰かと話したいな。 キズいたらキズついていくって事。 携帯は電池切れだぁ。 あきらめて踏み込んで、ディレイかけた。 なんとなく浮かんでるような、そんな気分。 まるでグライダー。 センチメンタル、感じながら飛んでくよ。 僕はグライダー。 錯覚はすぐに覚めるけど。 錯覚はすぐに覚めるけど。 なんとなく浮かんでるような、そんな気分。 まるでグライダー。 センチメンタル、感じながら飛んでくよ。 僕はグライダー。 そっちまで行くから。 そっちまで行くから。 こんな風に、ほら。 こんな風に、ほら―――。 変な夢、見ては自嘲気味。 笑う、笑う、笑う。