37℃ plastic tree 切り離すような天気雨。 だから手をつなごう。 このままでいれたらなぁ。 理由なんかなくても。 雨の糸をたどったけど、 神様は居留守中。 誓えない2人でも水銀の祝福を―――。 めちゃくちゃに降り回した手。 何、離したの? 気づかないふりしてたけど、 バレバレ。 ささやいて、ささやいて、 魔法をかけてよ。 さめないで、さめないで、 あがった僕の微熱。 未来ばっかり話して、 隠したのは今曰。 きれいな傷跡も触れないままだな。 やみくもに探し回った手。 何、つかんだの? ちっぽけな光だとしても、 かまわない。 ささやいて、ささやいて、 魔法をかけるよ。 ざわめいて、ざわめいて、 あがった僕の微熱。 ささやいて、ささやいて、 魔法をかけてよ。 さめないで、さめないで、 あがった僕の微熱。 ありふれた、ありがちな、 魔法がとけたら、 切なくて、つめたくて、 さがった僕の微熱。