つなぎ目ほどいて そつと外れた 「間違いはない」が僕からはなれた 似たような話を ずつとさがした 長くなれば始めがほつれる 空つぽの時間が ずつと流れた のびる影で境目なくなった 編み目にそつと 迷子を埋めよう 長くはないが始めと繋げた 暗い夜一人で回ったら 家の前すわりこむ僕が 目の前に積もる膜をぬぐい 意味のない話を聞いた後に つぶやいた後の間で 誰にでも伝わるはずさ