[00:00.50]雨色 [00:03.50]オトナモード [00:12.50] [00:15.57]中也の詩集借りてく 紙の匂い [00:28.66]いつか返しに来るかもね [00:35.07] [00:36.00]寝顔にごめんといった 乾きすぎて [00:48.89]喉の途中で言葉が貼りついた [00:56.36] [00:56.57]ぼくのかたちにベットに空白がある [01:09.54]空気のように無視して生きてた [01:16.38]君も哀しむかな [01:21.15] [01:22.34]ビニールの傘  透明な雨 [01:29.84]新品のナイキなのに [01:35.64]煙草探して あー半年前 [01:43.26]君が嫌がるから禁煙したね [01:52.30] [01:55.85]渋谷のスタバで珈琲 硝子の向こうの [02:08.40]水の斜線が皮膚の下に滲みる [02:15.98] [02:16.62]自由はいつも孤独と紙一重だね [02:28.99]君が望んだ男になれない [02:36.37]ぼくが悪いだけさ [02:41.45] [02:42.12]ビニールの傘 女子高生が [02:49.74]怪訝顔じっと見てる [02:55.58]あのまなざしはどういう意味か [03:03.05]そんな暗い顔で歩いてたかな [03:13.29] [03:35.71]はじめて逢った あの日も雨さ [03:43.07]バス停で横顔見た [03:48.87]長い睫に釘付けのぼく [03:56.45]気付いて微笑んだ [04:01.50] [04:02.28]ビニールの傘 ステッキにして [04:09.90]雨色の電車を待つ [04:15.62]置手紙など柄じゃないから [04:23.20]オレンジを枕にそっと置いたよ [04:32.38] [04:34.35]收錄: 『雨の色 風の色』2010/01/20 [04:36.96] [04:39.04] - END - [04:41.51]