白い息が 輝き出したならば 水の奥深く魚達も あたたかな家へ帰り 素直になれなくて 手には白いカケラを 胸の奥深く 氷の中 ゆらゆら小さな心 乾いた頬に刺さる 凍えた夕焼け空 初めて思い知った冷たさに かじかむ指 足もと 伸びる影を追いかけて ひとり遊び 退屈 ため息みたい 勝手にやって来るの ひとりはさみしい 届いた季節には 寒さと深い青さ ねぇ これは何の色なのかな 瞳に映した光 きれいなものならば あの人にも見せたい もう 今度こそは伝えよう 「また明日ね 会いにきてね」 いつでも 大事なことも忘れてしまうばかり それでも あの時のこと 憶えているみたいよ 怒って 泣いて とても悔しくて だけど何故か 最後に笑っていたの なんだか楽しかった そんな気がしてる 触れたら雪みたい 溶けていくことばかり ねぇ 消えないものなんてあるの? 青い原石見つけて 空へと翳しては 覗いてみるといつも あの日 あの時 あの人のこと きらきら揺れては浮かぶ 白い景色 眩しく光り出して ねぇ 生まれて初めてわかった あたたかさ とても深く 芽を出す 雪月花 咲き誇り伝わるよ 胸の奥底で育てよう 新しい気持ち これから