色葉散る 帰り道 冷えた指先 踏み締めた 秋の音 風の言の葉 傾いた 太陽は 加速を告げて 遠くまで 伸びる影 明日を指してる いつの間に染まっていた 木々の色も この思いも 駆け出した 坂の途中 早く君に逢いたくて 夕焼けは茜色 幾重にも色を変えて 行く秋を見送れば 真白な冬が来る いつの間に変わっていた 歩く早さ 呼び合う名前 曖昧な距離のままで 時間だけが凍るから 消えてゆく茜雲 明日へと急ぐように 見送った 君の背に 呟きは届かない 暮れないで茜空 もう少し 照らしていて もう少し このままで もう少し 見逃してて もう少し 隣に居て もう少し 笑わっていて