(母兎) お月さまが今日はあかるいね さみしくないよ、こわくないよ まんまるとしてやさしい光に すけてみえるイチョウのきいろ もうつかれたでしょう、さあお眠りなさい きっとすてきな夢がみれますようにとお祈りしようね 十五夜巡り月が満ちる、この木陰にも光は届く 貴方は何処に何を想う? 儚く短き命をどうか見守って下さいと今宵願おう 永久にあれ、遥かなれ、世界を知りゆくお空の月よ (父兎) 季節がたとえ移ろうとも、月は変わらずにあるだろう 寂しい時は空をみなさい、いつだって独りきりじゃない いずれは巣立つ、きっと強くなれよ 今は健やかにあればただそれでいい、あしたもあそぼう 十五夜巡り月が満ちる、この木陰にも光は届く 貴方は何処に何を想う? 儚く短き命をどうか見守って下さいと今宵願おう 永久にあれ、遥かなれ、世界を知りゆくお空の月よ (母兎) 北風吹きくるのはね、 もうすぐ冬がやってくるしらせよ 木の葉がおちて、したには虫たちがねむるの (父兎) すべては関わりあうものさ 僕らもそう、君もそう お月様がほら、教えてくれるよ 耳を澄ましてごらん? 十五夜巡り月が満ちる、この木陰にも光は届く 貴方は何処に何を想う? 儚く短き命をどうか見守って下さいと今宵願おう 永久にあれ、遥かなれ、世界を知りゆくお空の月よ