风が行くなと すすり泣く 波のしぶきが 引きとめる 海が荒れたら もう一夜 明日の船まで いられるの… 别れ间近(まぢか)の 港の宿で 切なさつのる 海峡岬 春は暦に 来るけれど 女ひとりに 春もない せめてあなたの 幸せを 祈るこの胸 抱きしめて… 冲の向こうに 渔火(いさりび)揺れて 未练をあおる 海峡岬 今年最后の 雪が舞う まるで二人の 恋模様 めぐり逢うのが 遅すぎた 无理に自分に 言い闻かす… 北のはずれに 名もない花が 情けを散らす 海峡岬