街の中滲んで消えた その声は影を揺らした 空白を埋めることすら 億劫で耳を塞いだ 遠ざかる足音 傾く空 雲の隙間に いつかの投影を未だ夢に見て 振り返っては嘆いていた 目覚めた時の 喪失感に慣れぬまま 心は悴むの つぎはぎのこんな身体じゃ 呼吸すらままならないな 刻まれた文字をなぞった 指先は酷く冷めたい いつかの投影を未だ夢に見て 振り返っては嘆いていた もう二度と癒えない 虚しさを抱えながら ずっとこれから いつかの投影を未だ夢に見て 振り返っては嘆いていた 目覚めた時の 喪失感に慣れぬまま 心を擦り減らして 生きるの