消えた空は伏し目がちで 呟く雨音さす世界へ 望む方へ転ばない 采(サイ)を散々な事と笑う 音も無い乾いたポスター 剥がしては捲し上げた腕に またしがみついて 本日は雨 笑ってよ、ねぇ じゃなくちゃ悲しくなるわ 惜しげ無い程 流れる雨 いいよ、分かってるから こんな僕を 笑っていいんだよ 独り事のようにそっと呟く雨音さす世界で 外は今も言い訳染みた音が必要に回ってる わかってる、そうわかってるんだよ すり減らして来た淡い色のスニーカーはもう そっと宝箱の中で眠りについた 雨はもう上がりそうな程 背中を押してくれてるよ 踏み出したその確かな波紋を僕は探してたんだね いつの日にか笑っていたいから