いつからだろう 空飛ぶ巫女が当たり前に空を飛ぶのは 何か忘れていないか たまには歩いてみようか 走ってみようか そのために二本の脚があるだろう 流れる風はいつもより弱く すぐに息は上がって 懐かしく踊るこの気持ちが 今胸の中へ 立ち止まって 息を整え汗をぬぐって顔を上げる 空には雲が漂う 明日には今日の私を笑うのだろうか それでも今はこの想いを胸に 流れる風はいつもより清く 高く息は弾んで 明日の私は関係ない あの丘の先へ いつもなら見えなかった景色が 当たり前に広がる ただ人のあるように 大地に立とう