見つめられて言葉失って 気がつけば逃げ道を断たれて 君が思うままのシナリオ運び のぞむところよ 物足りないだけが 口実じゃないのよ 私の今までが   嘘みたく見えて 彼は悪くないんだ  とても行き届いて だけどそれが私を責めるの 何食わない顔して 魔が差すような恋の手招き わざとらしく戸惑いながら 命綱はずした 手を引かれるままに私は 気後れを誰かに押しつけて 君が誘いかける甘い罠に 夜を託した あの子にさらわれた  ささやかな想いは 今もまだ時々  私を悩ます 思い切りぶつかって  粉々に砕けて それができたのなら違ってた ほらすぐに抱き寄せて 憚らずにキスを奪ってよ 無抵抗を装いながら 梯子を蹴落とした 軽く手を振り  まだ暗い朝 何故だか涙がひとつこぼれた 見つめられて言葉失って 気がつけば逃げ道を断たれて 君が思うままのシナリオ運び のぞむところよ 手を引かれるままに私は 気後れを誰かに押しつけて 君が誘いかける甘い罠に 夜を託した 夜を託した