一人で生きていくつもりだった未来に どうして君はまだ隣にいてくれるのでしょう 真っ白なシャツに染み込んだ真っ黒なシミみたいに残る 後ろめたい嘘ややるせない感情に触れようとしてまた涙がでた ねえここにあった光は消えた 「仕方が無いよなんて」フリで 虚ろになった日々のすきまに 見失った自分の形 一人で生きていく覚悟を決めたのに どうして君の声がこうも聞きたくなるのでしょう 真っ暗な部屋に差し込んだ街灯の明かりみたいに揺れる 醜い心を臆病な心臓を「君のため」なんてカーテンで隠して 掴めない未来に背を向けて これでいいだなんて気取ってみるけど 一人で生きていくはずだった未来に どうして君はまだ隣にいてくれるのでしょう ねぇ君がそんな風に笑う度に どんな悩みもどうでもよくなっていく 一人じゃ生きていけないなんてことはないけれど こうして君とつないだ手を離したくないのです