真紅の物語重ね在るセカイ鮮やか 土に染みた錆の香を 踏み付け人は進んだ ねぇ 其の頁切り落とし キミの歴史を見せて 白色を色付けてく赤色 錆びて軈て 誰も視認不可能 黒色に溶けて混ざる 血の色 寄せて眺め喰らう甘き 其ノ史実 漆黒の物語隠し在るセカイ艶やか 風に溶けた其の色を 生き逝く人は無視した 嗚呼 ねぇ 其の頁抉りとって 私の虚史刻む 色彩を塗り替えてく色彩 継がれ流れ絶えて形無く刻む 赤色を塗り替えてく赤色 緋く緋く 誰も理解不可能 赤色に混ざり嗤う 血の色 赤く赤く赤く赤き 其ノ史実