[00:19.208]意味と夢と命を集めて [00:21.734]作られてしまった身体は [00:24.196]終わった命を蒸し返す機械らしい [00:27.979]【これは彼の昔のお話】 [00:30.799]人一人は涙を流して [00:33.245]また会いたいと呟いた [00:38.453]ハリボテの街の 終末実験は [00:43.21]昨日時点で予想通り グダグダ過ぎて [00:47.898]その時点でもう諦めた方が良いでしょう? [00:52.235]次の二人は 街の隙間で [00:54.288]そんな水色の 夢見てた [00:57.405]期待ハズレの車線の先で [00:59.743]小さな身体はまた飛び散った [01:02.265]泣き叫ぶ少女を 目醒めない僕は見ていた [01:06.962]秒針は進みだすのを止めて [01:09.312]世界もろとも眩(くら)みだそうとする [01:12.413]この夢は終わらない [01:23.507]意味と夢と事態を合わせて [01:25.884]ただただ考えてく頭 [01:28.149]「この世界はどうやら少しヤバイらしい」 [01:32.423]【これは彼と彼女のお話】 [01:35.223]作られてしまった心では [01:37.743]もう言葉も届かない [01:42.735]枯れる太陽の音 蒸せる炎天下の目 [01:47.456]夏バテした世間に はじき出された様な [01:52.278]蝉の声がもう鳴り響き始めても [01:56.230]ユラユラ揺れる 透ける身体じゃ [01:58.930]伸ばした手も届かなくて [02:01.776]期待ハズレの視界の先で [02:04.84]秒針はふざけて立ち止まって [02:06.641]踏み潰される未来を 反対車線で見ていた [02:11.243]機械仕掛けの世界を抜けて [02:13.694]木の葉の落ちる未来の風景へと [02:16.564]君の目で [02:18.10]嗤(わら)う日差しはどこかに消えて [02:20.802]8月は何度でも過ぎ去って [02:22.257]「また来年だね」と笑いあう そんな未来なら? [02:27.521]期待ハズレの世界の隙間 [02:30.108]予報外れの雨が降ってきた [02:32.849]その時に その時に [02:46.352]例え未来が書き換わっていても [02:49.239]あの目は