[00:32.590]風よ、茜色に 染まりゆけと願い 何處(どこ)か沈丁花(ちんちょうげ)、哀しげに [00:44.790]祈祷(いの)り続けたとして、余りに遠すぎる 幾晩過ぎれば、廻(めぐ)り遇(あ)える? [00:55.890] [00:56.890]名も無きものに その名、貰い受けたよ [01:03.050]月夜の灯りに、照らされた切っ先に————……… [01:10.670] [01:12.210]咎を禊(みそ)ぎ、櫻(さくら)咲く頃に、と 秘めた心意気を 於いて、前に進むのさ [01:24.450]震えた手に 添えられた温もり 永久(とわ)に あゝ、信じて [01:38.420] [01:53.540]疵(きず)は、宵闇(よやみ)にて 鈍く耀(かがや)いてる 晴れぬ、徴(しるし)ばかり 見ていた [02:05.730]春の日差しの様な、微笑みを護りたくて 鴉羽(がらすば)の彩(さい)を纏(まと)う [02:16.850] [02:17.850]強く在りたい 二度と、誰も喪失(うしな)わず [02:23.990]穢れた想い出、乗り越えて 貴方へと————……… [02:31.720] [02:33.170]波打つ髪、揺れた光ひとつ 千切る一片(ひとひら)に 深い、愛を篭(こ)めて放つ [02:45.350]赦されても 偲(しの)びつづけている ふたり あゝ、淡く [02:58.860] [02:59.860]夢の畔(ほとり)を歩く 愛しき人と共に [03:12.080]冬の厳しさの後(のち)、拓く運命————……… [03:22.430] [03:23.550]咎を禊(みそ)ぎ、櫻(さくら)咲く頃に、と 秘めた心意気を 於いて、前に進むのさ [03:35.750]震えた手に 添えられた温もり 永久(とわ)に あゝ、信じて [03:49.640] [03:56.620] [04:07.250]~END~