[00:11.18]はぐれたら、どうなるの? [00:15.61]離したら、どうなるの [00:20.65]そんなこと、考えても意味はないと [00:30.24]暖かさ [00:32.79]ただ、その冷たさを心の支えにして [00:37.81]暗の中、独りで探していた [00:41.40]二人 [00:43.40]貴女がいるのに [00:49.20]隣には、谁もいないのに [00:53.61]どうしてか、彼方の声が聞こえる [00:58.25]貴方の声が聞こえない [01:08.42]どうして、目を背けていたのだろう [01:17.42]だって。握りしめていた、その手は [01:28.43]イド [01:29.79]もう、莲子では、なかった [01:58.91]ーひろがる。 ーせかい [02:03.94]ーなにもかもが。ーありのままのすがたで [02:10.07]ーああ。 ーこれこそが [02:15.43](ネクロファンタジア)“死という名の幻想” [02:20.07]致命的な何かを奪われたでもなく [02:26.12]徹底的に犯しつくされたでもなく [02:31.07]圧倒的な何かに陵辱されたでもなく [02:36.52]倒錯的にもてあそばれたでもなく [02:41.67]そう、私を、縛るものなど [02:46.32]はじめから存在なかったのだ [02:52.60]でも、目が、離せない [02:55.22]でも、足が、止まらない [02:58.07]でも、腕が、動かない [03:00.63]でも、心が [03:03.37]わたしは、ただ、くいいるように/ [03:09.25]それをみていた/ [03:14.44]一歩、歩めば、神尋ね [03:16.97]二歩、進めば、神隠し [03:19.36]三歩、踏めば、神遊び [03:22.02]四歩、辿れば、*** [03:24.71]もう、ひきかえすことなど [03:29.60]できないとわかった [03:35.77]うつくしきこのせかいを [03:42.67]目にした刹那の瞬間(とき)より [03:51.30]わたしは、 [03:56.06]きっと新たに生まれ変わったのだ [04:06.37]なんて、すばらしい [04:10.30]なんて、いとおしい [04:12.72]なんて、ここちよい [04:15.32]なんて、あたたかい [04:18.32]得がたき、恍惚が [04:20.76]目に見えぬ形をまとって [04:26.02]私に入り込む [04:29.05]とても残酷な [04:31.44]とても美しい [04:34.12]終わりなき幻想(ゆめ)をかき抱くために [04:40.75]ーわたしは、/- [04:43.68]このうつくしきせかいとともに、生きていくのだ [05:38.06]かつてのその名も [05:40.70]自分の居場所も [05:43.53]何より尊いわが友人でさえも [05:48.96]その全ての価値より [05:51.29]たいせつなものをいま/ [05:54.25]私は知ってしまったから [05:59.68]…なにも、こわくない/… [06:02.05]…なにも、おそれない/… [06:04.76]これが、”彼方の願い”なのでしょう [06:11.52]小さな違和感は [06:15.47]握りつぶされた感情と共に何処かへ [06:27.79]ーわたしは/— [06:30.77]このうつくしきせかいとともに/ [06:38.13]生きていくのだ