作曲 : 「ポイズンボディ ~ Forsaken Doll」 作词 : RD-Sounds ねぇ、【メアリー】 大事なわたしの“お友達”。 ずっとずっと、 仲良くしましょうね。 約束だからね。 大きくなっても、 大切にするからね。 - ウソツキ - ねぇ、【ドロシー】 あなたはわたしの“妹”だから。 わたしの言いつけを、 守らなきゃいけないのよ。 そして私と一緒に、 ステキな淑女になって、 あまねくオトコたちの目を 钉付けにするのよ。 わかって? お返事なさい、さぁ! あぁ、かわいい【リゼッテ】 自慢の私の“娘”。 お前に求める、 わが望みはただ一つ。 そのままの姿で、 美しいままの姿で、 私の傍に、 いつまでもいつづけておくれ、 さぁ、今日はどこかへ出かけよう。 ——重なる意味が コギト・エルゴ・スムの彼方へ。 自分勝手な意図を編み上げ、そして。 無数の空想の拠所として、 わたしというものが成っていく。 ねぇ、どうして? 紛い物として、意味を与えたの? なぜ、“ヒトのカタチ”を…? あぁ、麗しの【メイベル】 我等が愛する“姫”よ。 我らの気高き象徴となりたまえ。 かくも争い多き、 我らの住まう俗世には、 貴女の様な、 罪を知らぬものこそが、 要るのです。 どうか、穢れなく。 さぁ、愛しの【アリス】 僕の唯一人の“恋人”。 キミを一目見て、 この心を捧げたさ。 誰も知らない場所で ずっと一緒になろうね。 キミにきっと似合う 鈴蘭畑がいいかな。 そうして、ずっと遠くまで… ——異なる意味が エゴとエリスの境目から。 自分本位な意図を組み上げ、そして。 無数の妄想の捌け口としてさえ、 わたしというものが生まれ行く。 でも、何故か、皆の言うことが 理解できないの。 ねぇ、誰か、教えて…! わたしは[Mary]じゃないの? わたしは[Dorothy]でもないの? じゃあ[Lisette]でもないし、 [Mabel]でもないのよね? …ということは、もしかして、 [Alice]でさえも、ないの? ねぇ、わたしは、わたしを、なんて呼べばいいの? 無数の幻想の「廃棄された(かたりついた)」先に、 独り、役割まみれのヒトガタ。 受け止めた、その純粋さで。 吐き出すは、やがて呪いにも似る産声 「許さないからね。この、うそつきたちめ。」