[ti:] [ar:] [al:] [00:09.87] [00:13.60]静かな廊下を 月が照らし出す [00:19.40]凍えるほど眩い満月の光 [00:25.46] [00:37.53]かつての故郷 今は遠くとも [00:43.42]空に手を伸ばし 届かぬ月を思う [00:49.31] [00:49.63]月の姬は永遠の姫へと名を変えて [00:55.88]幻想の息づく地で [00:58.69]千の齡を重ねた [01:01.85] [01:01.89]壊れた時計から こぼれ落ちた銀の沙は [01:07.84]きらきらと輝き 失われた [01:13.59]壊れた私から 壊してしまった少女へ [01:19.97]永久の罪を咎を 言葉に変えて [01:27.48] [01:28.45]騒がしい庭を 月が皓々と [01:34.48]今宵は地上でもウサギが餅をつく [01:40.34] [01:40.96]かつて私が作った不完全な月は [01:46.89]美しくて永遠で [01:49.92]だからこそ歪んでいて [01:52.59] [01:53.00]永遠の満月 ただ美しいだけの月 [01:58.88]それはたぶんきっと 愛されない [02:04.86]僅かな満月を 欠けていく月の光を [02:10.92]地の民は風情と 呼ぶのだろうと [02:18.34] [02:45.30] [03:04.94]幾星霜の月を見た永遠の姬は [03:10.93]これからどう生きるのか [03:13.86]私はどう生きるのか [03:18.28] [03:22.95]壊れた時計から こぼれ落ちた銀の沙は [03:28.92]きらきらと輝き 失われた [03:34.95]壊れた空は今 音もなくただ散らばって [03:40.88]永遠の少女は 笑みを浮かべる [03:51.25]