月影に嘆く 銀色の夢を見る 深い孤独が侵食してくる 心塞ぐ 夜に花を 想い寄せる 恋に罪を 落ちた鳥は土に還る 空を見上げながら 焦がれては 押し寄せる 波のような激情を 叶わずに逝きましょう さあ 途切れ途切れに歌声は紡いでゆく 欠片を合わせ 意味を探してる 腕を伝う 朱に棘を 涙流す 君に愛を 泳ぐ僕を光照らす 目がくらみ 溺れてゆく 苦しくて 手を伸ばす かすかに触れる指先 叶わずに堕ちましょう さあ やがて灰色の空は 僕を浸食してゆく 焦がれては 押し寄せる 波のような激情を 叶わずに逝きましょう 呑み込まれてしまう 君の名を叫んでも 残響は木霊してゆく 叶わずに閉じましょう 嗚呼