ぽっかりと心の虚ろに 草花が咲き乱れる 小枝踏む音に振り向けば 走り去るあなたの影がふるえてた デイ・ライト・ドリーム 追いかけたいのに手や足が 陽射しに縫われて動けない そんな白昼夢を見るのは 愛見失ったせいです 夏風の水彩絵の具が 描き出すあなたの顔 立ちすくむ二人の間に ひとすじの小川の水の境界線 デイ・ライト・ドリーム 小鳥が飛び立つざわめきに あなたの言葉が届かない 夢の人の心そのまま 映し出す鏡なのです 肩をふと誰かに叩かれ 気が付けばもとの街です