[00:00.00]真夏に降る 雪のように [00:06.45]誰にも 愛されず [00:10.70]この大気に 融けだした [00:14.18]心は―― [00:36.97]遠く空を眺めて 歎くような詩を聴いた [00:44.10]問いかけた詞(ことば)は一瞬、 時を止める [00:51.41]進むべき未来には 祈り続けた安(やすらぎ)を、 [00:58.77]変わらない過去には 揺るぎない優しい調を [01:05.87]透明な予感を手繰り寄せ 辿り着いた場所に立ち [01:12.98]羽ばたけたら目指していく場所は ただ、一つ [01:22.19]真夏に降る雪のように 誰にも愛されず [01:29.68]この大気に融けだした 心は少し冷たくて [01:36.91]もし世界が 明日終わることを知っていても [01:44.14]迷い続ける心が 告げる術を忘れていた [02:06.14]壊したくないものに 答えを求めているけど [02:13.18]この腕を擦り抜けてしまう 脆さにさえ [02:20.49]哀れみを期待して 約束も忘れられずに [02:27.85]過ぎ行く季節を歎いても 奇跡は起こらない [02:34.99]ありふれた想いに飾られる 明日に迷いを捨てて [02:42.20]彼らはいま、この場所を選んだから 生きて [02:51.40]真冬に咲く花のように 誰にも見守(まも)られず [02:58.56]この大地に還りゆく 心は少し儚くて [03:06.90]たとえ明日が 昏い闇に包まれたとしても [03:13.17]惑い苦しむ心が 進む道を忘れていた [04:08.77]真夏に降る雪のように 誰にも愛されず [04:15.92]この大気に融けだした 心は少し冷たくて [04:23.13]もし世界が 明日終わることを知っていても [04:30.25]この空と土を生きた 私はきっと迷わない