さらさらと 私の 心の奥 刻み続ける 砂の 時計 銀色の 粒子が 流れ落ちる 命の 終わりを 示すように 花の様には 綺麗に散れなくて 少しだけ 悲しくて 私の 命は ただのプログラム 貴方の 記憶の 片隅にある いつかは 忘れて しまうだろうけど 最後に 一秒だけ 歌わせて 砂時計 ゆっくり 時を刻む ほとんど落ちて 残り わずか 目の前は ほとんど 暗くなって 私の 歌声 かすれていく 終わりが迫る 私は消えるけど この歌は 残してね 私の 手のひら 砂がすり抜けて 静かに 止まらず 流れ落ちてく 頬から 小さな 一筋滴が 流れて 砂に交じり 消えていく 私は 歌しか 出来なかったけど 貴方の 記憶の 欠片になれた 最後に 「ありがと」 伝え続けたい 時計の 砂が全部 落ちるまで