波間に揺れる夏の面影 よせてはかえす置き去りの嘘 眠りは浅く 夢は残酷 泣いた天使と永久の揺りかご あなたがいればそれでよかった 紫色に染まった夜明け 列車に揺られ行く宛てもなく 時の流れに戸惑いながら あの日夜空に流れて消えた君の途切れた思い そっと頬つたう涙は過去 それに気付けなかった 儚さを知る無邪気な心 弱さはいつか優しさになる 理不尽に嘆く少女の瞳 悲しみの数だけ愛を思った 奏でるは色とりどりの未来 空に打ち上げ花火 消え行く面影を忘れないで 遥か見果てぬ光 少年は無意識の中で少女の影に安らぎを見てた 少女の瞳の奥の抱えきれない程の悲しみさえも知らずにただ恋をしてた あの日夜空に流れて消えた 君の打ち明け話 そっと頬つたう涙にさえ 気付いてあげられずに 弾け散る色とりどりの未来 空に打ち上げ花火 消え行く面影を忘れないで 遥か見果てぬ光 夜空を染め上げて