その瞳が 胸を焦(こ)がし 眼差(まなざ)しが 突(つ)き刺(さ)さる 息さえも 俺を捕(と)らえ 凍った心溶(と)かす ただの少女の筈(はず)なのに 俺の全てが崩(くず)れる たった一人の人間なのに 俺を震えさせる お前の生命奪(うば)う替わり 生きたお前に愛されたいんだ 禁じられた愛のタブーに 俺は今踏(ふ)み出す 心に芽生(めば)えたこの思い 体に刻(きざ)まれて 蒼い血を流す傷口は お前だけが癒(いや)せる 帰してやろう その生命を その時お前は 俺を忘れ去(さ)る お前の愛を勝ち得(う)るまで 追いかけよう 何処までも追いかけて行こう 愛と死の輪舞(ロンド)